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2005年09月08日

●夜ごと太る女のために

夜ごと太る女のために+5

もともとピンク・フロイド「Wish You were Here(日本題:炎)」の叙情性からプログレに入った私にとって、「ムーン・マッドネス」や「スノー・グース」のキャメルに進むのは当然のことだった。 そこからどういうわけかイル・ヴォーロなどのイタリアンプログレや、アトールなどのフレンチプログレ、アシュラ、タンジェリン・ドリームなどのジャーマン・エレクトリック、つまり、いわゆるユーロプログレに行ってしまった私は、長らく英国のカンタベリー系を苦手としていた。 ここに紹介するキャラバンの「夜ごと太る女のために+5」も、言わずと知れたカンタベリー系の名盤の一枚である。

なぜ苦手だったのかというと、一言で言うと「難しかった」のだろうと思う。 プログレなんだかポップなんだか、いや、ポップなんだかひねているんだかさっぱりわからないので、結局全アルバム(LP)を聞いてみたのだが、やっぱりわからないという奇妙な不満が残った。 大体、タイトルからしてよくわからないし。

ところが、ピンク・フロイドやキャメルはもう何十年も聞いていないが、キャラバンはたまに聞きたくなるのである。 他のカンタベリー系もそうで、なぜか突然聞きたくなる事が多い。 で、聞き始めると、あれもこれもと芋づるになってしまうのだ。 そのなかでも聞きたくなる頻度が高いのがこのアルバムで、ラストの組曲の中の「バックワース」は聞く度に頭をぶん殴られるようなショックを受けるほど美しい。 ソフト・マシーンの「3」から主題を借りたこの名曲は、涙無くしては聴けないほどだ。

今でも「カンタベリー系の魅力は?」と聞かれても語ることはできないのだが、きっと理屈ではないのだろう。 

キャラヴァン&ニュー・シンフォニア(ライヴ)+5」もオススメである。


オススメ度:最高点!

コメント

最近買ったのでは
アルクーパーの『BLACK COFFE』
クラプトンの『BACK HOME』
アルクーパーは良いネェ。とんでもない爺さんだよ。星四つ
クラプトンは出しゃ良いってモンじゃないね。星一つ

演ろうと思ってジェスロタルの、ブレの入ってるのを買いました。
35年は過ぎてんだろうが、プログレはタルで終わるって言うが、
ブレだけだね。これは秀逸です。名曲

アル・クーパーとは渋いですね。
ジェスロ・タルは何枚か聞いてみたんですが、今一ピンと来ないんですよ、自分的に。 なんでだろう?

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