●V フォー・ヴェンデッタ
原作は「フロム・ヘル」「リーグ・オブ・レジェンド」「コンスタンティン」などのコミック原作作家アラン・ムーア、製作・脚本は「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟という組み合わせが期待させてくれたわけです。
実は「マトリックス」より先に企画があったのだそうですが、順番が逆になっちゃった。 まあ、それは見てみればわかると思うけど、かなり政治色の濃い映画なんですね。
あらすじは、
第3次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスで、夜の街で秘密警察に捕まったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、仮面の男“V”(ヒューゴ・ウィービング)に救われる。国を憎み、恐怖政治を憂う“V”は、国民を暴君の手から解放する野望をイヴィーに打ち明けるが……。
という感じで。
で、観た感想ですが、これがメチャ面白い!
あ、ハリウッド式のエンターティメントなアクション映画を期待するとハズレますよ。 そんなお気軽な映画と違うから。
「マトリックス」での主題は、「現実(と思っているもの)と真実の乖離」でしたが、それをさらに身近(ベタ)なものに持ってきたと思ってもらえばいいかも。 この映画で描かれている社会はモロ独裁者による恐怖政治で、マスメディアさえその片棒を担いだプロパガンダ放送しかしないし、すべてはモニタリング&盗聴されていて、秘密警察が反社会分子を摘発・拷問し、さらに街の自警団が市民を見張っているという、往年のソ連やナチスを思い出させるギチギチの社会(共産)主義国家みたいなものなんですね。
で、そのメディア統制の仕方とか、思考統制とか、そういうののやり方がよくわかると。
「マトリックス」は機械が支配していた世界だけれども、こちらは人間なだけに色々と欲が絡み、それがバレて破綻して行く課程がスリリング。
色々と考えさせられる映画でした。
観るべし。
「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ」






















